SSブログ

「発言の自由」はあなただけのものじゃない [時事]

世の中が「多様化」するに従って、
そしてインターネットが普及するに従って、
”何かに怒れる人”が目立つようになりました。

はい。私が選んだ言葉は
『目立つ』です。

こんな記事があります。

『「美少女イラスト」炎上騒動はなぜ繰り返すのか
   「許せない!」と抗議した女性クレーマーの意外すぎる正体』

                         デイリー新潮 より

面白い話ですよね。
ある程度の知識があるからこそ、
クレームを入れたくなる、なんて。

自分の持っている知識と少しでもズレることを許せない。

それはもう、正義とか真理とかとは別の次元です。

ただその人が「気に入らない」と思っただけ。

気に入らない、と思ったその人の意見を「気に入らない」
と思う人は、おそらく物凄い数になると思います。

人類全ての意見が一本しかないのも相当恐ろしい話ですが、
クレームを入れた人の意見に全人類が賛同することなんて当然、ないのです。

そして、往々にしてクレームをつけた人の意見は少数派です。
なんとも思わない人が6割くらいと言うのは
様々な統計から導き出されてきた数値ですが、
それで考えればクレーマーの意見に賛同してなかった人の数の方が
圧倒的に、桁違いに多いはずです。

その大多数を無視して、
少数派のクレーマーの言うことを聞くのは
なんだか民主主義とはかけ離れてるような気がします。

中途半端な知識を振り翳して大声をあげる人って、
カッコ悪いですよね。
(以前こんな例を取り上げています)

本当にものを知っている人は、
簡単に拳を振り上げることはしません。

そんな、自らの低俗さを知らしめるような
軽はずみなことはしないんですよ。

迷惑動画をネットに上げるような人なら別ですが。


さああと5カット。
とっとと仕事を終わらせて帰ろう。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

生の音が聴きたかった [時事]

4年ぶりの隅田川の花火、楽しんでおります。

モニターの隅っこにブラウザを開いて。

はい、休日出勤で仕事中です。

東京の夏は耐え難いほど暑くなりました。
現地で見ている人たち、体調に気を付けて!

今日は地元立川も花火大会です。
なのでブラウザのウィンドウはなんと2つ。

雰囲気は楽しめますが、
花火って音と匂いを感じないと観た気にならないことも確か。
残念だけど仕方がない。
とにかく仕事。頑張ろう。

花火といえば、以前はアニメで表現しにくいことの筆頭でした。
でも今は、サクッとプラグインでできちゃいます。
CGIの発達で表現できることは増えましたが、
同時に失ってしまった方法もたくさんあって、
アニメ制作者としてはかなり残念な思いをしています。

地震もあったりしてとにかく賑やかな夜。

この勢いに乗って日本の経済が上向くことを期待して、
さあ、仕事しごと。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

オーナーはお金のある方限定です [車全般]

電気自動車の購入を考えている方、
こんな記事を見つけたのでどうぞ。

『「テスラのバッテリー交換、約230万の請求きました」
    突然の不具合にオーナー困惑、愛車とは泣く泣く別れ』

                        ENCOUNT より

いやもちろん、電気自動車全てがこんな事になるわけではありません。
でもまだまだ、こんな不確定要素を抱えた新しいアイテムであることを
購入を考える人は覚えておかなくちゃいけません。

それにしてもテスラ、
やっぱり貧乏人は相手にしてないなあ。

ただ、速いことは速い、らしいですよ。
スタートダッシュなら負け知らず
例え相手が最新のGT-Rだったとしても、です。

どんなに速くても、サーキットはお勧めしません。
ブレーキが効かなくなるそうです。
熱ダレとかフェードとか、そんな甘いものじゃありません。
安全装置が働き、制動システムがOFFになるとか。
(ごめんなさい、元ネタがわからなくなってしまった。間違ってるかもしれないので話半分ってことで)

さすが車に対して素人の社長が作ったモノだけあると言うところでしょうか。

まあ私は、全く購買意欲をそそられないので良いのですが。

仮に宝くじが当たっても、
そんな素人クサイ車は買いません。

成金っぽくてイメージも良くないしね。

あくまでも個人の印象ですが。

あああ、最近またガソリンが高くなってきたなあ。
どっちにしても辛いなあ。。。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

ほんとに日本の作品? [アニメを作る]

『意外と知らない「アニメ番組」その制作の舞台裏…
   30分番組に3000万円、海外の作画ではクォリティが下がる』

                         現代ビジネス より


別に作り方そのものを理解して欲しい、なんて思ってはいません。

…うーん、まあ、知ってもらっても良いのだけど。

何って、「アニメの作り方」のことです。

ブラックだ、なんて判で押したような言葉で例えられることが多いアニメの現場ですが、
実際にどんなものなのか、知ってる人はよほどのアニメ好きでもいないと思います。

知ってる気になってるだけ。

本当の現場の惨状は、当事者にしかわかりません。
そんなことはどの職種にも言えることですが。

とても強く違和感を覚えるのは、
日本において、「アニメーション」と言うものは
子供から大人まで慣れ親しんで、人生の糧になったり大きな影響を与えたり、
世界に目を向けても日本を代表するコンテンツとして高い評価を得たりと、
その存在の大きさは誰もが認めるものですよね。
にもかかわらず、アニメを作る現場の人たちは、
…特にプロダクションワーク(作画関連の工程)を担うスタッフたちは、
おそらく一般の半分から1/3の低賃金で働いています。

テレビで放送される30分番組の制作に携わる人間は数百人に昇りますが、
リンク先の記事にあるように製作費が1000万円の場合、
単純に人数、仮に200人としますが、頭割りしたら5万円、ですよね。

ちなみに30分番組1本を作るのに2〜3ヶ月かかります。
5万円、月で割ったらいくらになります?

複数本の掛け持ちができるほど仕事の内容は楽ではありません。
(やらざるを得ないのでやってますけど)

さあ、現場の惨状が理解していただけたでしょうか?

そうです。ブラックにならざるを得ない、その理由は
あまりにも安い製作費にあるのです。

リンク先の記事でも言われていますが、
人件費の安い海外に作画を振ってこれまで何とか凌いできましたが、
昨今話題になっているように、30年前から人件費が上がっていないのは
日本位のものです。
40年前は韓国、
20年前からは中国、と出し先は変わってきましたが、
どちらも金額的メリットはもうありません。
それでも海外出しをするのは、
一定の量が簡単に捌けるからです。

そこに品質に対する配慮はありません。

残念ながら、日本人と同じ感覚で物創りができる国はそう多くはないのです。
あったとしても、その人件費は日本の数倍でしょう。

最近観たあのアニメ、
あなたはその出来具合に満足しましたか?
さすが日本のアニメーション、と納得できましたか?

私も商売がら、
頑張って放送されているたくさんのアニメを観ようとしていますが、
よくできてるなあ、と思える作品はそのシーズンで
大体2・3本です。

作画の品質が高くないのは言うに及ばず、
シナリオ、絵コンテ、演出、
それらに「どーしてそーなった?」と疑問を持つ作品は決して少なくない。

止め口パクの可愛い女の子に
好きな声優が声を当ててるから満足、と言ってる人は
「アニメファン」ではありません。



…と、愚痴を書かせていただきました。
まさに今、私が海外スタッフのレベルの低さに頭を抱えているところなので。

でも、給料もらえて
大きな不自由なく暮らせているだけで
私は恵まれているのだと思います。
老後の保証は何もありませんが。

仕事中に机でタヒねれば後腐れがないかな。

日本のアニメはそんな感じです。

ハリウッドみたいにストライキとか、やれれば良いのだけど。。。

あ、いけね、仕事しなくちゃ。
休日出勤が無駄になる。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

発言の自由と責任 [時事]

3連休の中日、
本日もバリバリ休日出勤中!

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、最近気になってる事について取り上げてみたいと思います。

「山下達郎さん炎上」

よく知らない方、リンクから飛んで記事を読んでみてください。

『レジェンド山下達郎、大炎上の深層…
    本人が思う以上に達郎の音楽は「偉大」だった』

                  DIAMOND onlineより

ある程度、世間の論調が落ち着いた時点での、
それらを総括するような記事だったので読んでいただきましたが、
この記事もあくまでも個人の意見だということをご承知ください。

今回の件、山下さんに何か落ち度はあったのでしょうか?

彼を否定する人の意見はほぼ、
山下さんの言葉に気分を害されたようですが、
おそらく気分が悪かったのは山下さんも同じだったと思います。
だから、公共の電波ではあるけど唯一、リアルタイムに近い発信の場として
自身のラジオ番組を選び、思いを語ったのだと思います。

つまり、山下さんの1番の目的は
「勝手なこと言ってんなよ」と伝えることだったように思います。

その目的は果たされたんだと思いますが、
それに噛みついた人がいたのだ、と。
それを炎上、といえばそうなのかもしれませんが、
果たして山下さんに反感を覚えた人が
彼を知り、しかも今回の騒動を知る人の中でどれほどの割合だったのか、疑問です。
ネットの炎上騒動の常で、その割合は無視して良いほど低いのではないでしょうか?

確かに少し配慮に欠けた言葉が含まれていたのかもしれません。
(私はあまり気になりませんでしたが)

でも、この国では発言の自由が認められています。
もちろん、反論・否定も自由です。

ただ、今回の場合のみならず、
事情を全てわかっているわけでもない外野が
でかい口を叩き過ぎなんじゃないでしょうか?

誰かの発信には、読み手に感じて欲しい何かがが含まれています。
当然、自分の思う方向に読み手を誘導するための仕掛けも入っています。
先に読むか後に知るか、が問題ではなく、何が真実か、どこに真理があるか、が問われるのです。

山下さんはある人の一方的な主張で真実が歪められないよう
(正しいかどうかではなく、特定のことが強調されないよう)
発言したのであって、それ以上でもそれ以下でもないように私には聞こえました。

問題と言われる最後の言葉も、
彼のファンからすれば「らしい」と笑って済ませられることだったように思います。

まさに、山下さんの音楽が届かない人はどうでもいい、という話なのでしょう。

ネットの炎上騒ぎは一向にその数を減らしませんが、
これは単に「インターネット」というツールが普及したからではなく、
同時に下がり続ける人々の「民度」にその原因があるように感じます。

自分の言いたいことを勝手に広めようとすること自体はどうでも良いです。
国も保障していますし、ここを疎かにすると国際社会から非難されます。
それは確かに面白くない。

そこで私が考えるのは、
ネットを使う場合は完全記名制にすることです。
必ず本名を晒してネットを利用する。

つまり、自らの行動に『責任を持つ』ということ。

まあ、匿名のブログでこれを言う私も
責任逃れしている、と思われても仕方ないですけど。

何にしても簡単な話ではありません。
でも、このままでいい話でもないと思います。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog