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すり抜けられない『すり抜け』 [二輪全般]

二輪車のすり抜け、
四輪車のドライバーからすればとても認められるものではないですよね。

私はどちらの立場にもなったことがありますので、
双方の主張を理解できます。

では、心情的なものはともかく、
法律的にはどうなのでしょうか?

わかりやすく解説されている動画を見つけました。

 『[徹底解説]バイクのすり抜けは本当に違反なのか?』
           YouTube:「原付専門店 げんチャんねる」より

美人なお姉さんがのんびり教えてくれましたね。

ただ、この他にもすり抜けが難しいと判断される法律があるような気がします。
なんとなく記憶にあるのは、”安全な間隔”です。

なんか『75cm』的な数値を覚えているんですよね。
障害物を避けるとき、その横に一定の間隔がなければいけない、的な。

ちゃんと調べるべきなんですが、法律って面倒で。
できれば見たくない。いやそれじゃダメだけど。

東京で走っていると、路肩を使って追い抜きできる環境は少なくないです。
それでも、すり抜けに危険を感じたことは数え切れませんし、
仮に遅い原付一種(いわゆる”50cc”)がすり抜けて前に出た場合、
ペースの速い四輪車は何度もその原付を抜くことになって、
お互いにとって非常に危険です。

さらに、問題を大きくする黒歴史の存在が思い出されます。
『バリバリ伝説』が大ヒットした80年代、
オートバイの登録台数はピークを迎えていて、
令和の現代よりも遥かに多くのオートバイが道路を走行していました。

その頃、身軽で加速性能の良いオートバイはどうせ四輪車を抜いて行くから、
じゃあ赤信号の時に積極的にすり抜けて四輪車の列の前に出てもらうように
『二輪車専用停止線』を四輪車の前に作っちゃえ、という施策が実践されていました。
(…と考えてる時点ですでに間違いなのですが、)

やがて、そんなオートバイブームも下火になり、
いつの間にか二輪車用の停止線はその数を大きく減らしていました。

ところが今、オートバイに乗っているのは高い割合で”リターンライダー”、
つまり一度オートバイから離れ、金銭や時間に余裕ができてから
またオートバイに乗り始めたおじさんたちが多いのです。

彼らの感覚は、まだあの全盛期のまま。

また、社会性を軽んじ、個人の自由だけを主張する傾向が強い若い人たちも
すり抜けすることになんの疑問も感じていないでしょう。

電気時自動車だ自動運転だという前に、
もっと根本的な『意識』を変える教育をしないと
事故は防げないと思いますよ。

自転車も含めて、
二輪車の運行のあり方を見直すべきです。


…と、ここまで書いてきて、自分の過去から現在までの行動を振り返った時、
それを知っている人なら絶対、「お前が言うな」と突っ込まれるだろうなあ、と思います。

反省。。。
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クォーターマルチ、再び!? [二輪全般]

ほほほほホントにッ!?

250cc4気筒のあの排気音がまた聴けるの?

『カワサキの新型250ccが来る!
 インドネシアで正体不明のティーザー動画が公開、10月10日正式発表へ!』


レーサーレプリカ全盛期を『バリバリ伝説』とともに駆け抜けた私にとって、
オートバイにフルカウルは絶対条件でした。

環境問題の高まりと若者の嗜好の変化に伴って
いつしかオートバイブームは去り、
走っているのはデカいスクーターばかり、という市場に
フルカウルの250の選択肢として『Ninja250』が出た後、
各メーカーが追随したモデルを作るようになって久しいですが、
この流れをもう一度、とカワサキが考えてもおかしくはないでしょう。

とすると、他の3メーカーもこの流れに乗ってくれるかもしれません。

ヤマハがものすごく音質にこだわったモデルを出し、
ホンダが速さも環境性能も扱いやすさも高次元で実現したモデルを出し、
スズキがとにかくレーシーでカリカリなモデルを出し、と
4気筒250ccが出揃う日が来るかもしれません。

まあちょっと、お高くはなると思いますが、
できれば私もまた、あの気持ちのいい音を自分のものとしたい。

今年、通勤用のオートバイを新調しましたが、
これをとっとと売り払ってでも欲しい。出るのなら。
DSC05172.jpg
YS125です。久しぶりの新車。

待つのは当然、ヤマハのモデル。

ジェネシスの栄光をもう一度!
2kr_20191005.JPG
むかーし乗っていたFZR250。45psだ!

お願い、
オネガイ。。。


関連記事
『250cc 4気筒 vs 2気筒!「手の内にある超絶」を もう一度』
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 [#02 新旧CBR250RR 測定データ比較]
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 [#04 ストリートでの意外な扱いやすさ]
 [#05 メカニズム&ディテール]
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やっとだよ… [二輪全般]

改正道路交通法で、特に自転車に関する一文が眼を引くものになっています。

『自転車は「右側」を走ってはいけない! 「改正道交法」の注意すべきポイント』

あとはどうやって守らせるか、だ。

ガンガン取り締まって欲しい。
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二輪車大国日本 [二輪全般]

う〜ん、どっちなんだろう?

『軽二輪車新車販売台数、ヤマハ除き好調で2年連続増、カワサキはシェア2位…2013年上半期』

『軽二輪新車販売、ホンダ、ヤマハ好調で15カ月連続プラス…6月』

ヤマハ、好調なのか低迷しているのかよく判らない。


国内の二輪車市場がどうしようもなく落ち込んだ状況になってから久しいですね。

理由はいくつかあります。

法の改正、が大きいのでしょうけど、
若い人のライフスタイル、というか価値観にニ輪車が合わない、というのが
根っこにあるんじゃないかなと私は考えています。

ただ、二輪市場の縮小傾向に関して、
”メーカーの思い違い”
というのが実は最も深刻な問題なのではないかと私は思うのです。

ハッキリ言えば、『選択肢が無い』!

欲しい商品の無いところに人々は注目しませんよね。

メーカーはいつしか、利益率の高いビッグバイクばかりをラインアップして、
中型免許(普通二輪免許)までしか持たないユーザーを無視し始めました。

新たにモーターサイクルに興味を示した人が、
いきなり限定解除(大型二輪免許)をとって百数十万円もするリッターオーバーの車輌を買うと、
本気でメーカーは考えたのでしょうか?

気付けば道路を走るのは中免で乗れるビッグスクーターばかり。

二輪車の「面白味」を味わうには、なんとも弱い商品です。

ま、ファッション優先の若者にはピッタリ合ったのかもしれませんが。


…すみません、偏見入りました。あしからず。



さて昨今、そんな鬱々とした二輪車市場に光りを射す商品が人気を得ています。

それはカワサキの『Ninja250』

車検不要である排気量の上限、250ccのエンジンを
格好良いいフルカウルで包んだオンロードバイクです。

四半世紀前なら”レーサーレプリカ”と呼ばれたカテゴリーに入りそうですが、
時代なりな、華美になりすぎないスマートなルックスと
大きすぎず小さすぎず、かといってナメられない車格で、しかも手頃な価格。

この10年くらい、日本のメーカーが無視してきた市場に
正統派過ぎるアプローチで帰ってきたカワサキは、
だから当然、高い支持を得る事になります。

今、250ccのギア付きフルサイズ車を選ぶ人の半分以上は
この車体を指名しているんじゃないでしょうか?

正直、レーサーレプリカ全盛時代を『バリバリ伝説』と共に過ごした私も
Ninja250はかなり魅力的に映ります。

大きさもスタイルもほぼドンぴしゃ(この言葉、死語?)です。

でも、いやだからこそ、ひとつザンネンな部分が…

Ninja250のエンジン、2気筒なんですよネ。

私は4気筒のエンジンフィールと音、が好きなので、
やはりかつて所有していた『FZR250(2KR)』とどうしても比べてしまうんです。
2kr.JPG

(排気量とシリンダー数の優劣と批判、についての一般的意見はこちら

ま、エンジン形式の要求についてはあくまでも個人の好みなので、
何が正しいと言うワケではありません。

強いて言うならば、上述の『YAHOO知恵袋』の記事にあるように
「そのスペックにその名前は付けて欲しくない」
ってことなのかもしれません。

2気筒になったNinjaも、
単気筒になってしまったCBR250Rも、
かつては最先端技術を惜しみなく注ぎ込んだ4気筒マシンでした。
(正確には車体があって名前は後付け、ですが)

つまり最高に尖ったモデルだけに許された”称号”だったんですよ。

現在の技術なら、
ヘンなカタカナを並べた大袈裟なギミックを使わなくとも
高効率で低燃費で扱い易く、生産性の高いエンジンが作れるのかもしれません。

う〜ん、なんというか、それじゃあロマンがないんですよね。

これはマニアの悪しき感覚なんでしょうか…

たとえば私が乗っていたFZR250、
当時ヤマハが『ジェネシスエンジン』と名付けた一連の思想に則った構造を採っていました。
(現在もその思想は生きていますが…)

並列4気筒エンジンは45度前傾してマウントされていました。
吸排気効率を上げるためです。
外から見てガソリンタンクに当たる部分には、大容量のエアクリーナーボックスが納められていました。
そこにはFAIと呼ばれる、カウル前面に穿たれたNACAダクトから直接外気と同温の空気が導かれ、
エンジンの熱に影響を受けない、最大限の体積の混合気をできるだけストレートにシリンダーに送り、
できるだけストレートに排気する。エアクリーナーボックスを置いた事で行き場の無くなったガソリンタンクは
さらにその下、シートの前方下側に配置されたため、
タンク内のガソリン容量が変化しても重心への悪影響を最小限に留めることができて一石二鳥。
このエンジンの駆動力がニューリンク式モノクロスサスペンションを介して地面を蹴り出す。
その最大出力、45ps/14500rpm!

ああ、ワクワクが止まらない。

この高揚感が無いんですよね、今の商品に。
スペック重視のカタログ野郎と言われても良い。
リクツの羅列が欲しい!

…と、これは脱線。



さて、2013年初夏現在、
国内各メーカーの、普通二輪免許で乗れる商品の設定状況を見てみると、
Ninja250でライトユーザーの支持を得たカワサキが
『Ninja400R』を発売して、やはり人気を獲得しています。
(ま、でもやっぱり2気筒なんですケド)

で、国内シェアNo.1を誇るホンダはそれを黙って見ているわけにはいかず、
『CBR250R』という、海外向けモデルを焼き直した単気筒エンジン搭載車を出し、
さらには既存モデルの『VTR250』なんかもあって真っ向勝負の構え。
『CBR400R』という新型モデルも発売し、巻き返しは確実でしょう。
(ま、でもやっぱり2気筒なんですケド)

スズキも『GSR250』『GSR400』『グラディウス400』、なんてのが出ててそれなりに頑張ってます。
(ま、でもやっぱり2気筒なんですケド)

むむむ〜、2気筒ばかり。

その理由は恐らく、こんなトコでしょう。

『「国内では全開走行できるわけではない」
  …ホンダ、街乗りでの使い勝手を重視した直列2気筒400ccのスポーツバイク発売へ』


CBR400Rに関する記事なのですが、ここにあるように
”優れた環境性能”
ってな文言がほぼ全てなのだと思います。
あとは生産性と、部品共用によるコストダウン。

趣味の2輪車にあって、ユーザーの嗜好よりもメーカーの都合を優先、と。

かつてのホンダなら、
「誰もやらない無理難題を技術と情熱で覆す」と言いながら
4気筒でも低燃費かつクリーンな排気ガスで、初心者にも乗り易く、
上級者ならとんでもなく速い、という欠点無しのスーパーモデルを作ってくれていたはず。

また「そんな時代じゃない」で片付けられてしまうのでしょうか…

「挑戦しないホンダ」になんの意味があるというのか。

と、ホンダを鼓舞しましたが、私がホントに頑張って欲しいのは、実はヤマハです。

確実に、時代に取り残されています。
あるいは、先を見過ぎているのかも。

『ヤマハ発動機、3輪バイクとマイクロ4輪を市場投入へ』

あーもうなんだか、フツーの2輪なんてやってられるか、的な感じ。

400cc以下のスポーツバイクなんて眼中に無いみたい。
(海外モデルならこんなの、ありますが単気筒)

もしいま、ヤマハが250ccで4気筒の、YZF-Rテイストのモデルを出したら
私は何も考えずに買ってしまいそうな気がします。
いや、頼む、出してくれ! お願いだ!!



…無理かな、たぶん。

であれば、軽自動車にもあおられちゃう今のYBR125を手放して
FZR250RかZZR400の中古を探します。
(日本のメーカーよ、コレくらい攻めてみろ!)


とりあえず、ロッシおめでとう!
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