SSブログ

心が病まないように注意しないと。。。 [アニメを作る]

とある作品にメインスタッフとして携わったのですが。

ネットでの評価にただただ驚くばかり。

良い評価に驚いているのではありません。
否定的な評価がまあ多いこと。

詳しく言うと色々とバレてしまうので伏せますが、
小説が原作です。それを元にした漫画もあります。

否定的な意見はどうやらこの小説や漫画を読んだことがある人のようなんですね。

「自分の知っていることと違う」

「自分が思っていることと違う」

これが理由で『酷い作品だ!もう見ない』と言うわけです。

原作付きの作品をアニメ化する上で、
絶対的に重視しなくちゃならないのは

<原作に忠実に作る>

ということ。

こちらも趣味で、自費でやってるわけではありませんから、
出版社や配給テレビ局、そして原作者にお伺いを立てながら作っています。
なので、よほど実力のあるクリエイターがその作家性を遺憾無く発揮して
別物に変えてしまう、なんてコンセプトでも無い限り、
勝手な改変ができるわけではないんですよ。

さらに言えば、アニメを作るスタッフはその道のプロで、
知識も経験も十分な人材が頭を突き合わせて創作しているんです。

そういったスタッフを超える何を、
批判してる人たちが持っていると言うのでしょう?

ただ単に ”個人の好み” でものを語るにはあまりにも無責任過ぎるのです。

まあ、発言や表現の自由がこの国では保障されていますから
何を言っても良いんですけどね。

上から目線で作品をこき下ろすほとんどの人は、プロ目線からすれば

「無知でかわいそうなアホが恥ずかしいことを言ってる」

としか感じられません。

残念なのは、そう言う人の発言の方が通りやすいと言うこと。
また、きちんと作品を評価できる人の少ないこと。

確かに酷い作品はあります。
同業者として色々と歯痒く、同情するところでもありますが、
私が手がけた作品はそう言うレベルではありません。

…そんなにハイクォリティでもありませんが…

スタッフであることを隠したくなるような仕事はしていません。

…後悔は多々ありますが…


さて。
最後まで観てくれる人がどのくらいいるかはわかりませんが、
私個人としてはマツダの自動車のような作品と捉えてもらうのが理想です。

つまり、支持する人は決して多くないが、好きな人にはとことん響く、感じです。

暖かい春が来ることを望みます。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

日本航空516便の事故 その後 [時事]

日本航空516便の事故の報道が連日繰り返されていますが、
公式な新事実でもない限り、事態にこれ以上の進展は望めません。

そろそろ犯人探しをやめても良いんじゃないでしょうか?

実際、ほぼ原因は見えてしまっていると思います。
それで溜飲を下げておくべきです。

本当に知りたいのなら、
運輸安全員会の報告書が出るまで
この事故を覚えておいてください。
(リンク先から過去の事例の報告書を検索・閲覧できます)

世間の関心はすでに別のところにあるみたいですけどね。

それは『ペット問題』

私の考えは、航空会社側にあります。

飛行機にペットを乗せるのって、
そのペットの意思ではなく、飼い主の都合ですよね?

ペットが「飛行機に乗りたい」って言ったんですか?
自分の旅行先にペットを連れて行きたいって、飼い主のエゴですよ。

ペットが望んでいるのは
「飼い主と一緒にいたい」であって、
「飼い主が行くところに自分も行きたい」ではないと私は思っています。

多くの動物は、環境の変化を嫌います。
楽しむのが目的で旅行するのは人間だけ、でしょうね。
(ここは動物の専門家ではないので明言できません)
そんなペットを飛行機に乗せてまで遠くへ連れ出そうという行為は、
果たしてペットが喜ぶ事なんでしょうか?

ペットのことを思うのなら、
短期の旅行ならお留守番させ、
それ以上なら誰かに面倒を見てもらう方が
ずっとペットのことを考えているように私には映ります。

「私がペットを連れて行きたいんだから規則を変えろ」

こんなことを言う人って、そんなに偉いのかなあ。
正当な権利の主張、なのかなあ。

今回の事故で亡くなった2体のペットは可哀想だと思います。
でも、そもそも飼い主が飛行機に乗せなければ事故には遭わなかったはず。
(しかも、事故が起きなければ問題にしなかったのでは?)

それに、ケージで機内に持ち込んだとしても、
何かあった時には手荷物を持って脱出することは禁じられていますから
結局犠牲にしてしまうことに変わりはありません。
(手荷物があることで周囲の人を危険に晒したり設備を壊したりする可能性があります。)

あらかじめ公開されている規則を曲げさせてまで
ペットを飛行機に乗せる合理的な意義がどこにあるのか?
他の乗客に迷惑を(あるいは生命の危機を)負わせてまで
ペットを飛行機に乗せる正当な理由がどこにあるのか?

私ならそもそもペットを飛行機に乗せるという選択をしません。

そして、不幸にも事故が起こってしまってから
規則に文句を言ったりしません。
(あらかじめ了承が必要です)

見方を変えると、
航空会社にとってこれはビジネスチャンスかもしれません。
ペット同伴で乗れる飛行機のプランを出せば
一定の需要があるということですからね。

実際にいくつかの航空会社では実施されているサービスですが、
よりペット同伴旅行に特化した商品であれば不満も出づらいでしょう。
一例:スポニチAnnexより)

なので今回、この事故をきっかけにペットと飛行機の関係に問題があると思う人は、
各航空会社の相談窓口に”抗議”ではなく「希望」や「提案」として伝えてみてはどうでしょう?

顔の見えないSNSで同調者を増やそうというのは
なんか、野蛮で効率の悪い行動に見えます。

私は航空会社を出来るだけ信じたいと思います。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

日本航空516便の事故 [時事]

2024年1月2日、
東京国際空港(羽田空港)で大きな航空事故が発生しました。

 『日本航空516便衝突炎上事故』 Wikipediaより

前日には大きな地震もあって、
テレビでニュースを見る時間も増えていたのですが、
今回の航空事故の報道を見ていて、
ちょっと目に余るところがあって、キーボードを叩いています。

21時過ぎに国土交通省と海上保安庁の合同記者会見が開かれましたが、
その時に事故原因について明確な原因の説明がなかった、と
対応が悪いような報道がなされていましたが、
いや、現時点で原因なんてわかるわけないでしょう!
それをさも何か隠し事でもしているような報道をして、
それで一体誰に徳があると言うんだろうか?
無知にも程がある。

さらに、当該飛行機に乗っていた人の話として
「乗員から何の説明も無かった」と伝えてますが、
いや、避難のためには
・機体が停止した後、
・エンジンが止まっているか、
・どこが燃えているか、
・どのドアを開ければ安全に脱出できるか、
これらを乗員は判断した上で指示を出す。

機体が停止してから90秒以内に全員が脱出できるよう訓練を受けた乗員が
パニックに陥っていたとしたら、
あの状況で全員機外に脱出することなんてできないのだ。

でも実際、一人の犠牲者も出さずに済んでいるのは、
(怪我人はほとんど脱出時の軽傷と思われる)
必然の奇跡と言って良い。

日本航空の乗務員はみな、最高の仕事をしたんだと思う。

報道、と言うのは、知識のない人には事実を伝えられないのだと実感した。
無責任な思い込みは事実を歪めてしまう。
これでは最高の仕事を遂行したスタッフがあまりにかわいそう。

一部の報道番組では『専門家』とされる人をゲストとして迎えていたけど、
それがもし、かつて旅客機のパイロットをしていた人、だとしたら
あまり推測で物を語ると言うことをしないと思う。

キャスターは何とか刺激的な言葉を引き出そうと質問を振るが、
パイロットを経験した人は軽はずみな事は言わないと思う。

それがどんなに無意味で、しかも危険な事かを知っているから。

航空機事故の原因分析において、
誰かを簡単に悪者にする事はない。
それが事実を見る目を曇らせてしまうから。
それが事実を当事者に語らせる上で障害になるから。

私は専門家ではないし、
情報を得る手段も一般的なもの。
それでもテレビのキャスターよりは
正しく状況を見ることができていると思う。

とても残念。

残念といえば、
事故を起こした海上保安庁の機体が
地震の被災地に救援物資を運ぶためのものだったということ。

それと、日本航空516便の使用機材がエアバスA350だったこと。
最新鋭機です。
どうやらこれがA350の世界初の全損事故となるらしい。

運輸安全委員会が事故原因をまとめるのには
おそらく2年くらいはかかると思う。
事実はそれを見るまで分からない。
だからそれまでは軽率な憶測は避けるべき。

…と言いつつ、
個人的な疑問はいくつかあって、
それがおそらく事故の状況を説明することになると思う。

海保の機体は風下側から滑走路に侵入していると思われるので、
(滑走路に侵入するには不自然な位置のような気がするけど)
JAL機が乗り上げる形で追突したんではなかろうか。
海保機が分裂し、その場に残った機体は爆発。
別の一部はJAL機がその下部に巻き込んだままで引きずって行った。(個人的推測)
JAL機が滑走中に燃えていたのは腹に抱え込んだ海保機の炎だったんじゃないかな?
JAL機は衝突の瞬間に前脚を喪失して機首を滑走路に擦り付けていたから舵が効かない。
エンジンカウルが破損してたのでもしかしたら逆噴射もできなかったかもしれない。
(接地してから衝突まで時間があるのですでにリバースしてた?)
よくあそこで止まれたものだ。
先にも記したように、機体が停止してからじゃないと脱出できない。
実際に自分も当該機に乗っていたとしたら確かに焦ったと思うけど、
それでも乗務員を信頼する事が生還する上で絶対必要なのだ。
ところがどうやら、火が見えた機体後部の乗客が我れ先にと
機体前方に移動してしまったらしい。
乗務員の指示を待っていた人たちは逆に不利な状況に陥ってしまったかもしれない。
ちゃんと言う事を聞こうよ。
それから緊急脱出の際は絶対に『荷物を持たない事』。
他人も、自分でさえも余計な危険のリスクを高めることになる。


似たような事故は世界的にはいくつかあって、
大抵の場合、誰かが管制官の指示を間違えて解釈している。
もちろん、管制官の指示そのものが間違っていた可能性もある。
(似た事故として『テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故』を上げる人がいるけど、
 私は『ロサンゼルス国際空港地上衝突事故』『リナーテ空港事故』の方が
 今回の状況に近いと思う)

海保機に犠牲者が出てしまったのは痛ましいが、
あれだけの事故でJAL機に怪我人しか出なかったというのは本当に奇跡だと思う。

何度も言うけど、日本航空のスタッフはしっかり職務を全うした。
『日本航空123便墜落事故』の時のように)

ああもう、考えがまとまらない。

なんか長くなったのでこれで終了。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog