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墜落から36年 [飛ぶ機械]

温暖化による異常気象と
新型ウィルスによって、
人々が行動制限を受け入れざるを得ない
不自由な夏。

でも、36年前の今日、
30分以上に渡って恐怖と不安と絶望の中に置かれた
524人の方々に比べれば、割り切れないなんて贅沢は通用しません。

少なくとも、今の我々には対処する術はあるし、
それをより完璧なものにする時間的猶予もある。

今日、8月12日は、
『日本航空123便墜落事故』が起きた日です。

1985年のあの暑い日から36年が経ちました。

新型コロナの影響で世界中の航空会社が減便の憂き目に遭いましたが、
相対的に航空事故の件数は減ったのではないでしょうか。
素直に喜べることではありません。
経済的なリスクとのトレードですから。

航空会社の方々のご苦労は想像に余ります。
でも、コロナ騒ぎは必ず落ち着きます。
その時、また世界の経済を動かす大動脈として、
以前にもまして活躍していただきたい。
そのために、今はなんとかして生き延びて欲しいと、切に願います。

そして、そんな時勢であっても、いやだからこそ、
過去の教訓に目を向け、再認識して欲しいものです。


目の前の事にしか興味を示さない、狭量な方へ。

周りを見ましょう。
自分以外のことを理解する努力を心がけましょう。
あなたが抱えた問題は、実はそれほど大きなものではないのかもしれません。
単純に優劣を比べるとかではなく、
人類が残してきた叡智の中に答えを、答えを導くための何かを、求めるのです。
求めようとすることが大事なのです。
耳を塞いでその場にうずくまったり、
目の前の事象から逃げるだけになってしまっては、
何も始まりません。
始まらなければ終わりなんて来ない。

あの日、全く思い通りに動かない機体を制御するため、
諦めることなく、最後の瞬間まで、乗員の方々は努力を続けました。
確かに、残念ながら結果は悲劇でしたが、
彼らの姿勢は見習うに値するものです。
というか、それだけの努力をもってしても、
望む結果には届かなかったのです。
あなたは自分の手を見た時、
本当にやり尽くしたと、自分を認めることができるでしょうか?

先日終わった東京五輪でも、
メダルを手にしたアスリートがインタビューに応えて
「自分を信じなさい」とか言いますがこれ、かなり省略されていますよね。
全文を言うならば
「自分が納得できるだけの努力ができているのなら、自分を信じるべきです。
 努力をしていない人にはその価値はありません」

事故機の乗員の方々は、残念ながら自分の行動に納得はできなかったでしょう。
なぜなら、状況を把握できなかったからです。
そんな中で、できうる限り最大限のことは手を尽くしたのです。
後に、彼らの対応を学び、教訓とし、同様の危機に陥ったときに
それを実践することで生還した事例もありました。
30分以上にわたる死闘は、別の機会ではありますが、
多くの生存者を生み出すことになるのです。

多くを知り、学び、活かし、伝えるために、
周りを見ましょう。


1985年8月12日18時56分、
520もの命が奪われる悲劇があったのだということを、
どうか記憶に留めてください。
忘れてはいけません。
それは人類にとっての損失です。
さて。あなたは?


関連動画;日航機墜落から34年


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