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機械 vs 人間 [飛ぶ機械]

機械は人間を補佐するもの、
あるいは人間にはできないことを代行させるもの。

だったりしますよね。

ではその機械と人間、逆のことを同時にやったらどっちが勝つ?

いやまあ、そりゃ機械が勝ちますよねえ。
”同じ事”をやれば大抵。

でもそんな事、実際にあるの?

…と疑問を提示したところで、
こんな出来事を取り上げてみましょう。

『中華航空140便墜落事故』

これは27年前の今日(4/26)、発生した航空機事故です。

この事故は、着陸しようとする操縦士と、
着陸復行(着陸やり直し)を実行しようとする飛行機の自動操縦装置との間で
相反する指示を出し合ったあげく、物理的な制御不能状態に陥り、
墜落してしまった事故なんです。

当時最先端のシステムを持つ旅客機がなぜ墜落したのか、
調査の先に見えたものは、機械対人間の不毛な争いが原因だと分かって
社会に衝撃が走りました。

冒頭では機械が勝つ、としましたが、
この事例に勝者はいません。

結果は”破滅”です。


さて、
昨今、自動車の自動運転なるものが取り沙汰されていますが、
本当に大丈夫なのでしょうか?

まあ、人間の関与を極力排除すれば
そこに機械との争いは起きないでしょうが、
その周囲との関係はどうなるのでしょうか?

自動運転がさっぱり進歩しないのは、技術的な問題があるからではありません。

現在の環境の中に、いきなり他と違う制御のものを置こうとするから
対応しきれないのです。

新しい技術がもたらされる時、
往々にして問題は指摘されるものですが、
ここまで社会に染み込んだ自動車というモノを大きく変えようとした時、
その影響はあなたが考えるほど簡単なものではないかもしれません。

いやあ、自動車の自動運転化を良しとしない私が言っても説得力ないですね。

私はギリギリまで自分で運転し続けると思います。
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