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墜落から33年 [飛ぶ機械]

今年の夏は暑いですね。

私が子供の頃、”夏”と聞いてイメージする温度は30℃前後でしたから、
住んでいたのが岩手県だったということを差し引いても、
東京で感じる連日の猛暑日への戸惑いは相当なものです。

今日、8月12日は、
『日航ジャンボ機墜落事故』が発生した日です。
事故の1985年から33年が経ちました。

こんなに時間が経っても、
やはりテレビやネットのニュースではこの事故がとり上げられています。

33年前の事故がどうして?
と疑問を覚える若い人もいるでしょう。

この事故には、いまでも忘れ去られない、大きな二つの要因があります。

ひとつ目は、事故の規模の大きさです。
当時の使用機材は「ボーイング式747型」であり、
しかも日本国内仕様に特化された”B747SR”というものでした。
長距離を飛行する必要がないため、一部の装備を簡略化し、
座席をできるだけ多く詰め込む事で、500人以上を一度に運ぶ事ができました。

しかしこのことが、事故の被害を大きくしてしまいます。
単機の墜落事故での死者数は、今現在でも最悪の520人。
(複数の機体が関係する事故だと『テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故』が最多)

乗客には著名人も多く、当時の社会に衝撃を与えました。
これが今でも多くの人の記憶に残る理由です。

でも、それだけなら今でも報道される理由にはならないかもしれません。

もうひとつの理由。
これが本当の問題です。
それは、墜落原因にまだ不明な点がある、ということ。

当時、原因究明に当たった運輸省航空事故調査委員会の公式な発表では、
当該機が以前に起こした機体故障(しりもち事故)の、ボーイング社による修理に
不備があり、それが原因で機体後部が破損し、操縦不能に陥り、墜落した、となっています。

もう33年も前の出来事ですから、
事故を取り巻く様々な事がどんどん不明瞭になっていきますが、
こういった事故においては、新しい事実や、新しい技術が事故原因に
今までと違う見解をもたらす可能性がある場合、
いつでも再調査をする、という取り決めがあります。

でも、この墜落事故においては、あとから色々と新事実が発覚しても、
再調査はされてきませんでした。
そもそも事故当時、本当に調査が尽くされたのかどうか、
疑問を持つ人は少なくないのです。

都市伝説やホラーではなく、
科学的かつ現実的に、矛盾点が数多く指摘されています。

真実は、私なんかには到底、辿り着く事はできません。
でも、疑問を持ち続けると同時に、
問題点が消えない限り、こうしてここに記して、
誰かに伝える事はできると思っています。

二度とこの悲劇が繰り返されないために。


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