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センチュリーは良い車です [時事]

何やらどこぞの県知事さんが

「おらが土地ではセンチュリーが一番!」

と言ったとか。

ま、県知事がセンチュリーに乗っても別に良いと思うのですよ。

ただ、彼の説明は大きく的を外しているので、
県民の理解は得られないでしょうね。

つまり、一般の人たちとこの県知事とでは、
感覚が大きくズレている、ということに他なりません。

自動車好きの立場から言わせていただくと、
まず、排気量が5000ccでなければならない、という発言が馬鹿馬鹿しい。
その区切りを基準とする意味が全く無い。
ああ、この人は自動車のことをなんにも知らないんだなあ、と思う。

それから、広大な土地で、高低差があり、山道が多いから、
という選択理由をあげていらっしゃいますが、
ならランクルがベストじゃないですか?
全世界に自慢できる、信頼のブランド。
走破性も安全性も恐らくセンチュリーより上です。
加速の滑らかさでも劣らないでしょう。

違うとすれば安楽さ、ですかね。
NVHとか、シートの座り心地とか)

あ、なんなら『メガクルーザー』なんてどうでしょうか?
有事の際は直接、県民の救助に向かえますヨ。

静かで滑らかに走りたい、というのなら、
ハイブリッドなんて言わずに電気自動車でいきましょうよ。

電気モーター車の加速の滑らかさは並みのガソリン車とは比べ物にならないです。
パワーも十分。

環境のことを考えるなら
『MIRAI』とか『クラリティFC』とかの水素自動車も良いですねぇ。

安楽に座りたいなら、『アルファード』のセカンドシートは
王様になった気分を味わえますよ〜。



さて、冗談はそのくらいにして。
この県知事さん、何が残念って、
”思い込み”だけで物事を判断している事です。
センチュリーであることの意味がとても希薄なんですよね。

県知事としての威厳はセンチュリーでなきゃ示せない、
なんて思い込み以外の何物でもないでしょう。
(それをストレートに言葉にすることが憚られるから
 変な説明になってしまう、という私の想像)

良いんですよ、センチュリーで。
でも、他にも選択肢はたくさんあるのに、
選ぶ理由が”思い込み”であることにガッカリするということなんんです。

もしかしたらこの知事さん、
他にも同じような考え方で政治を行ってるのかもしれない、
と不安になるじゃないですか。

ちょっと同情するなら、
選択肢を広げられるような助言を与えることができるスタッフも
いなかったんでしょうねえ。
せめて、選ぶ理由の説明を上手く作れるスタッフがいれば
こんなに悪目立ちすることも無かったでしょうに。

この先の判断は県民が下すでしょう。
まあ、あまり深刻な問題でもないかな。


私の経験からひとネタ。

その昔、運転代行のバイトをしていた私はその夜、
シーマ(FPY31)のお客さんをお世話させていただきました。
ほろ酔いでご機嫌なお客さんは助手席から、運転する私に話しかけます。
「オレも色んな車に乗ってきたけどよー。やっぱりシーマが一番だなー。
 ベンツもBMWも大したことねーよ。」

何を嗜好するかはその人の自由ですが、
判断基準が残念な人って、信用を落とすことになりますよね。

ちゃんと本質を見極められる人間を目指したいものです。
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